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ヘッド機能

10-09,2011


クラブが長尺化できたのには やはり理由というものがあります
ドライバーの場合、45インチというのが基本的なところですが
一昔前は43.5インチというところでしたから
それに比べて1.5インチの長尺化となっています

ヘッド機能としてはボールが上がりやすくなった
ということが大きな理由なのですが
もう一度 復習の意味でヘッド機能の多くは
どんな状況で発揮されるのか
ということをみてみましょう


ヘッドの重心点は重心距離、重心深度、重心高
基本この3つで表します

で、その重心点は手に持つシャフト(グリップ)の延長線上には存在しません
そこでそのままではエネルギー効率面から行っても都合が良くないので
シャフトの動きによって直線に揃うように持ってきています

その際、立体に位置する重心点の関係上
トゥダウンと呼ばれる現象になり、
さらにヘッドが前に出た形をとることになります


シャフト選択の方法というか基準が
恐縮ですけど 使用者にとって
XとかXX、XXX(エックス、別にバツと呼んでくれても構いません)
というのが あたり前 なようですから
こんな動きは考えたこともないかもしれません

しかし、重心がズレたものに力がかかるとその方向に揃おうとする
そのこと自体は誰もが あたり前 に知っていることです

その直列化によってもたらせる機能でロフトがつき
ボールを上がりやすくし、ゴルフが簡単になるのです
ちょっとした長尺化もここで起こります


ちなみに慣性モーメントも重心点を基準に計測されたものですが
そもそも直列化がおこらなければ関係ない、
というか逆に足かせになってしまいますし、
現にトゥダウン現象にしてもスウィングを阻害するもの
として扱われているのが一般的なところですから 
あたり前にかかる力は
としか見ていない

imageCAN2A3DR_20110922040036.jpg

その力に打ち勝つ事
困難を自ら作り出し それをねじ伏せる
それがゴルフスウィングだ
そう思っていると解釈していいんでしょうか
というかそう考えないと(スウィングの)やっている意味が理解できません

せっかく作った力はボールを打つことに利用しましょう


確かに練習している
こちら側
と 
あちら側
には
大きな隔たりがあるのは認めます
その様はどちらから見てもお互い異質なものに映るでしょう
別にどちらがいいとは言いません
こちらはただ あたり前 を追求しているだけです



クラブ(シャフト)が長くなる と 上がりづらくなる

こう言われて ああ、なるほど
と思える方は相当のツワモノです
ほとんどハテナというよりは意味不明だと思います

しかし、こちらから言わせてもらえれば

クラブを長尺化し、さらに硬くし、ヘッドを軽くし、ロフトも変わらず

これこそまさに意味不明なことなのです
ヘッド重量は破壊力の源ですが
重心位置を揃える働きにも大きく関与しています
ですから この使用(セッティング)は

重力を利用して体力に依存せずに飛ばす
とか、繰り返し行いやすいとかいった
ゴルフを簡単にする要素が全く見えてこないのです


sw1-2


破壊力にも乏しく ボールも上がりづらく 当てることさえ難しいクラブです

もしその状況でボールが上がっているとしたら要チェックです
それは求めている高弾道ではないでしょう
見えているボールは高いかもしれませんが
それには まず間違いなく 高スピン がセットになっています
つまり前では無く上に、しかもブレーキをかけるように打っているということです


今打っているボール、弾道
それが本当の意味で高さの確保になっているのならいいのですけども

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